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2009-08-27 (Thu)
「両親を事故で亡くしたライラは、お転婆な11歳の女の子。そんな彼女のまわりで子供が連れ去られる事件が起きる。どうやら北極で子供たちが何らかの実験に使われているらしい。ライラと彼女の守護精霊(ダイモン)は子供たちを助けるために、船上生活者ジプシャンに同行する。世界に6つしかない黄金の羅針盤を持って北極へと向かったライラだったが……。」

今更感が無くもないですが、読みました。映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の原作小説です。

なんだかこんな言い方をするのも変ですが、作者のフィリップ・プルマン氏は素晴らしく頭の良い方ですね(笑)
「オックスフォード大学・エクセター・カレッジ卒業後、オックスフォードの公立中学校やオックスフォード・ウェストミンスター・カレッジなどで英文学の講師を勤める傍ら、小説、芝居の脚本、絵本などを執筆・発表。

『ライラの冒険』シリーズの作者として、英米ではJ・R・R・トールキン(私の愛する『指輪物語』の作者様ですよっ!笑)や、J・K・ローリング(『ハリー・ポッター』シリーズの作者)と並んで有名である。」(以上Wikipediaより引用)

やっぱりイギリスはファンタジー作品の聖地ですね(笑)



さて、この作品に関してですが、先述したように「この作者は頭がいい!」と思わせるような、筋がしっかりしていて非常に良く練りこまれた物語だと思います。
全3部作の内の第1作目にあたる『黄金の羅針盤』の舞台は、我々が住む世界に非常によく似た世界が舞台(なんか変にゴロが良いな…笑)。
この世界では、すべての人間が「守護精霊・ダイモン」と呼ばれる存在とともに生きています。所謂『パラレル・ワールド』という設定ですね。

リアルとファンタジーのバランスのとりかたが非常に上手いです。
たとえば、序盤、主人公のライラが暮らしているオックスフォード大学のジョーダン学寮の描き方は、荘厳で重厚。とてもリアルで具体的です。自然に画が頭に浮かんでくる感じ。
なのに、ライラの傍にはいつもダイモンのパンタライモンがいます。それが不自然じゃないんです。現実の中に非現実がとても自然に溶け込んでいて、読者に違和感を感じさせません。

カーネギー賞(イギリスの図書館協会から贈られる児童文学賞)を受賞したとのことで、子ども向けの易しい作品かしら、なんて甘く見ていた私は間違っていました(笑)
「これ、子どもに理解できるの?」と思うような複雑で、難解な部分も数多含んでいます。(粒子がどうこうとか神学がどうしたとか)

第2部『神秘の短剣』 、第3部『琥珀の望遠鏡』はまだ手元にも無く、結末はまだまだ見えてこないのですが、必ず読んでみたいと思っています。
同時に映画版も気になるところです。(第2部の制作は世界的な金融危機の影響で無期限延期らしいですが…)

(2008.12.12 記)

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