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2009-08-21 (Fri)
『エドワードは彼が語るお伽話で有名になった人物。未来を予見する魔女のこと、一緒に旅をした巨人のこと、人を襲う森とその先にある美しい町のこと。彼が語る「人生のストーリー」に誰もが楽しく、幸せな気分になった。しかし、一人息子のウィルはそんな父の話が嫌いだった。長い間すれ違う父と子。そんなある日患っていたエドワードの容態が悪化し、実家に戻ったウィルに、残された時間があとわずかだと告げられるー。』


ダニエル・ウォレスの原作を、「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督がお得意のブラックファンタジーテイストをちりばめながらも、純粋な感動作に仕上げました。
この監督の作品の中ではかなり毒少なめで明るい作風になっていると思います。

幼い頃、胸をときめかせて聞いた父の不思議な昔話。
しかし成長と共にその荒唐無稽さが分かり始めた息子は、いつしか父から距離をとるようになる…

「fish story」=ホラ話。
なのでタイトルの「big fish」は大ボラというところでしょうか。
物語は父が語る「big fish story」の世界と、息子の父への感情の動きが大きな柱になっています。


とにもかくにも、キャストに恵まれた作品だなぁ、という印象。
世界に名をとどろかす大物ばかりが揃っているとかいうわけでは無くて、「味のある役者」が集まっているんです。
若き日の父・エドワードにユアン・マクレガー。
現代の老いたエドワードにアルバート・フィニー。
息子のウィルにビリー・クラダップ。
他にもジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム=カーター(バートン監督のパートナーで彼の監督作品の常連。正式な結婚はしてないそうですが)、スティーブ・ブシェミなど、正直キャストの名前を見ても日本人がピンとくるのはユアン・マクレガーぐらいのものじゃないかと思いますが、皆個性が強く、クセのある役者さんばかりです。
その個性の強さが、ブラックなバートン作品の世界観にぴったりマッチしているんです。

(余談ですが、ウィルの妻・ジョセフィーン役のマリオン・コティヤールをどこかで見たことあるなーと思ったら、『エコール』でバレエ教師のエヴァ先生を演じていたのが彼女でした。
フランス女優らしい上品な知的美人で、この『ビッグ・フィッシュ』では可愛らしくも芯の強い女性を素敵に演じていてファンになってしまいました(´∀`*))


物語は老いたエドワードが病で死にゆく現実のシーンと、彼が語るおとぎ話のような若き日の回想シーンが交互に展開しながら進んでいきます。
回想シーンでは明るく鮮やかな色使い、ファンタジックな映像美が広がります。対称的に、現実のシーンでは抑えめの落ち着いた色合いになっていて、その二つのシーンのメリハリがストーリー全体をテンポ良く進めてくれます。

その二つのシーンの対比は、夢のような話ばかりする父と現実的な息子の姿にも重なって―。

詳しく語るとネタばれになってしまいそうなので控えますが、「父と息子」と「おとぎ話と現実」が絶妙にリンクしていて、物語のラストでは純粋な感想と、「おおー、そういうことかー!」と思わずにやりとしてしまうような上手いオチを味わうことができます。


「これはどういうこと?」とか、「どういう意味?」なんて難しいことは考えずに、真っ直ぐな心で見て欲しい映画です。
まさに荒唐無稽なストーリーが展開されてる部分もありますが、ご心配無く。上記の通り、素敵なオチが用意されていますから!


監督 ティム・バートン
2003年 アメリカ

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