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2009-09-22 (Tue)
『あなたが心を溶かす』

パリ、シャルル・ド・ゴール空港。
突然のストで目的地への飛行機が飛ばず、空港に足止めされることとなったローズ。
きっちりと結い上げた髪、完璧なメイク、派手な服装に身を包む彼女はトップ・メイキャップ・アーティスト。
12年間連れ添った恋人からの暴力と暴言に疲れ、彼から逃れようとメキシコ・アカプルコへ旅立とうとしていた。

一方、アメリカからミュンヘンへ向かう飛行機に乗っていたフランス人の男性・フェリックスは、悪天候の為やはり空港で足止めを食らうことに。
彼は9ヵ月前に別れた恋人・ナディアを追って、彼女のおばあさんの葬儀が行われるミュンヘンに向かおうとしていた。

不注意のせいでトイレの便器に携帯電話を流してしまった(!)ローズは、偶然近くにいたフェリックスに携帯電話を借りることに。
こうして知り合ったローズとフェリックス。
性格も気質もまるで違う二人だか、互いに最良のパートナーに巡り合えない日々を過ごしていた…。


ローズ役に「イングリッシュ・ペイシェント」「ショコラ」のジュリエット・ビノシュ。フェリックス役に「レオン」「ミッション:インポッシブル」のジャン・レノ。
エスプリの効いた大人の恋を演じる二人ですが、なんだかとっても可愛くって愛おしくなってしまいます。
冷凍食品の会社を経営するフェリックスは、元は一流の腕を持ったシェフ。けれど神経質で、持病の発作のために薬依存状態です。
一方のローズはメイキャップ・アーティストとしては優秀なものの、「化粧は私にとって服のようなもの」と言って常に厚化粧をし、ついお喋りが過ぎてしまう性格。
ちょっと(かなり?)クセのあるキャラクターですが、ジュリエットもジャンもやり過ぎない自然な演技で魅せてくれました。
特にアクション映画出演が多くワイルドでアウトローっぽいイメージの強いジャン・レノが、無口で不器用でちょっぴりワガママで淋しん坊なフェリックス役にぴったりハマっていてびっくり。でも控え目な演技が好感度大です。

フランス映画には珍しい?ライトでポップなラブコメですが、映像や音楽がやっぱりハリウッドのそれとは違ってタイプの異なるお洒落感があります。
ハリウッド映画のような華やかさやキラキラ感はありませんが、なんとも落ち着いていて品が良くて、それでいてキュートでロマンティック。上質なラブコメってこういう物だよなー、という印象です。

原題は「Decalage Horaire」。フランス語で「時差ぼけ」という意味です。
最初は邦題に「???」と思ったのですが、映画を観終わって物語をじっくり噛みしめてみると…なるほどね!うまいこと言ったもんだ!と思わずニンマリ。
時間も82分と長くないので、まとまりよく、でも物足りなさは残らなくって観やすいです。
個人的には非常に好きな作品。おススメです。


監督 ダニエル・トンプソン
2002年 フランス


(2009.01.14 記)

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