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2009-09-09 (Wed)
からの続きです。未読の方は①から先にどうぞ。

精油が猫にとって危険な症状を引き起こす、ということが知られ始めたのはまだ最近のことだそうです。
獣医学や生物学会における本格的な研究はまだあまり進んでいないのかな…(ここら辺はあまり情報を探し出せませんでした、すみません)

とりあえず参考にさせていただいたブログサイト様で紹介されていたのが、1998年にJVDI (Journal of Veterinary Diagnostic Investigation…アメリカの獣医学会誌…で合ってますよね?汗)で発表された「Australian tea tree (Melaleuca alternifolia) oil poisoning in three purebred cats.」(3匹の猫に中毒を起こさせたオーストラリア産ティーツリーオイル)という論文。
ティーツリーオイルで中毒症状を起こした3匹のアンゴラ猫について報告する論文です。
※原文はこちら

その論文の内容をざっとまとめると
「ノミを駆除するためにティーツリーオイルを希釈したもの1オンス(約60ml)の瓶×2本を3匹の猫に塗装したところ、5時間以内に猫たちは具合が悪くなって獣医の下に運び込まれた。
猫1は意識が混濁(?)して立つことができず、非常に神経質な様子になっていた。猫2は激しい低体温症と脱水症状を起こし昏睡状態に陥っていた。猫3は注意深く神経質な様子になり、わずかに運動失調を起こしていた。
猫たちは皮膚表面に残っているオイルを落とすためマイルド洗剤で洗われ、デキサメサゾン(ステロイド系抗炎症薬の一つ)を処方され、点滴、体温上昇措置などを受けた。
一番軽症だった猫3は24時間以内に回復し、退院した。猫1も48時間後に回復した。
猫2も2日目から3日目にかけて症状は快方へと向かっているかに見えたが、まだ運動失調が残り、神経質な様子だった。猫2は点滴療法を受けていたが、脱水症状は治まらなかった。
3日目の夜遅く、猫2の死亡が確認された。死因は不明だった。

3匹の猫の尿とティーツリーオイルを分析した所、猫の尿からはオイルの成分と未確認の代謝物質が検出された。

このケースでは、3匹の猫たちはノミを駆除しやすいよう、毛を剃った上でティーツリーオイルを塗装されていた。ティーツリーオイルは皮膚から吸収され、さらに猫のグルーミング行為により口からも体内に摂取されていた。
それにより猫たちは中毒症状を起こしたと考えられる。

ティーツリーオイルによる中毒症状を解毒する為の解毒剤は存在しない(=治療が困難である)。」
(英語の論文をエキサイト先生と一緒に翻訳したので、ところどころ間違ってるかもしれませんorz)

「猫にティーツリーオイルはご法度」という意識をまず世間に知らせたのがこの論文なんでしょう。これを受けて、「他の精油はどうなんだ」という研究が始まったんだと思います。

この論文の猫たちは「皮膚吸収率が高かった」「口からもオイルを摂取していた」ことで中毒症状が短時間で発症されました。
しかし実際には発症までにかかる時間は短時間の場合から数年間の場合まで、大変バラつきがあります。
猫における精油の中毒は、重金属の中毒と似ている部分があり、徐々に体内に解毒されない成分が蓄積して、それが一定量を超えると重い肝機能障害や上記の論文のような重篤な症状を引き起こすんだそうです。
これは猫だけでなくフェレットのような動物にも言えることです。

多くの場合、アロマセラピーというのはエッセンシャルオイルを熱して気化させ、芳香を拡散させて楽しむものです。
極少量であっても、アロマセラピーが行われている空間にいる動物は呼吸器と皮膚からエッセンシャルオイルを摂取することになります。
人間にしてみればほんの数滴程度の超少量なわけですが、人間よりずっと身体の小さな猫にしてみれば、手のひら一杯分ぐらいの量になるわけですよね。
想像してみてください。(まぁありえない話なんですけど)手のひら一杯分の水銀を気化させた部屋で過ごすあなた自身を。
気化した水銀はあなたの体内に入り、解毒されることのないまま蓄積されていきます。
…そんな生活を続けていたら、あなたはどうなってしまうでしょう?

極端なたとえですが、そういうことです。



③へつづく…
長くなってすみませんorz
後もう少しだけお付き合いください。


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