04≪ 2010/05 ≫06
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2010-05-26 (Wed)
「東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。 」

『チーム・バチスタの栄光』に続く田口・白鳥シリーズの第2作目。
今春公開の映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』と同じ時間軸で展開される物語です。

うう~ん、この作品だけ見ると、前作の『チーム・バチスタの栄光』に比べて見劣りしてしまいますね…。
物語のどこに重点を置くのかが定まっておらず、あちらへこちらへふらふらしてしまっていて…どうもインパクトに欠けます。
登場人物も、前作では「必要最小限のキャラクターを最適な場所に配置している」と評したのですが、今作では「このキャラ必要か?」というキャラが無駄に出張っていて、まとまりが無い。
前作の桐生先生のような、カリスマ性や求心力のあるキャラクターがいないので(「将軍」速水先生はもとより、「電子猟犬」加納警視正も次作『ジェネラル・ルージュの凱旋』への布石キャラ的な色合いが強いですからね)、物語全体にしまりやメリハリが無くてだらだらした印象になってしまいました。

最後まで一気に読ませるだけの面白さはありますが、犯人の意外性もありませんし(というより、最後まで犯人を隠すなら隠す、犯人をばらすならばらす〈「古畑任三郎」的なストーリー展開〉、はっきりさせたほうが良かったんですよ…どっちつかずの中途半端な進め方をするから不完全燃焼になるんです…)、リアリティにも欠けます。

『チーム・バチスタの栄光』の出来が物凄く良かっただけに、どうしても肩すかしを食ったような気になってしまいますね。
面白くない、とは言いませんけど…パッとしない感じです。

ただ、これはこの作品だけを読んだ時点での感想。
物語がリンクしている『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読んだ後で印象が変わるのか、楽しみにしています。


(2009.02.25 記)

スポンサーサイト
| *Books* | COM(0) | TB(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。